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1月, 2013の投稿を表示しています

研究

十年近く前、ひきこもりだった時、よく夜間にだけ外出して近所を散歩していました。 そんな中、何気なく住宅街を歩いていると、何の変哲もない古い家に、こんな看板が架かっていたのです 「垂直離着陸飛行研究所」 思わず二度見しましたね。 こんな裏ぶれた路地裏の家に、何ともそぐわない看板。 しかも、どうやら大した庭もなさそうで、どんなに小型の垂直離陸機でさえ発進できそうにない。 しかし、と私は思ったのです。 こんなところにひっそりと在野の天才科学者がいて、日夜、垂直離着陸戦闘機の設計、研究をしていることもあり得るかもしれない。 はたまた、この古い家は世を忍ぶ仮の姿、実は世界の兵器企業幹部が日参する秘密研究所ではなかろうかと(秘密なら、看板なんか掲げないか……)。 しばし看板の前で佇みながら、妄想が次々と湧き出してくるのでした。 いやあ、私が住んでる二十三区の某区はなかなかDEEPなスポットであるな、と独りごちながら感慨深く立ち去ったものです。 あの研究所、まだあるのかしら。 今度訪問してみようかな。 実はすごい研究所だったらどうしよ?!

遊戯

私はよく暇な時に、ぱっと目に入った言葉の頭文字をひっくり返す遊びを、小さい頃からよくしています。 もう癖みたいなもの。 今日駒込あたりの歩道を何気なく歩いていたら、「餃子の王将」の看板が目に入りました。 そこで即浮かんだのは……「王座の行商」。 久々のヒット作! なんか行李を背負ったおばあちゃんが「王座~、王座はいらんかね~」と売り歩いているシュールな感じ。 言葉に偏執的なまでにこだわる漫画家の上野顕太郎さんなんかが、もうネタにしているかもしれないけど。 ……え、だからなんだって?? わしも知らん! 追記:この項を書いた後、「王座の行商」でgoogle検索してみたら、3万件近く出てきた……。     なんだ、みんなもう気づいてたのね! 昂奮して損したわ。

襯衣

365日バンドT着用の倉野です。 バンドTは、もう制服みたいなもんですね。 ハードコアパンク、グラインドコア、ブラックメタル、スラッシュメタルを中心にかなりの数を持っています。 中でも最も所蔵数が多いバンドは、D.R.I. ハードコアパンクとメタルの垣根をぶち壊した、クロスオーバーハードコアの雄として知られているバンドですね。 音楽的に一番好きなバンドのひとつでもあり、そしてバンドロゴ(有名な非常口マーク)がまたかっこいいんですよ。 D.R.I.だけで、10着近く持ってるかな。 キャップもふたつ持ってるし。 あと、お気に入り過ぎてなかなか着られないのは、ヘアメタルバンドのPOISONですかね。 Flesh & Bloodツアーの復刻Tを持っています。 ここで私のこだわり。 バンドTは黒地が多いので、洗濯しているうちに灰色になってしまって、悲しい思いをした方も多いはず。 洗濯する時はネットに入れて、蛍光増白剤・漂白剤の入っていない液体洗剤を是非使ってみてください。 これだけで、色持ちが全然違います。 そして、干す時は肩口の生地を首のほうへ寄せて、首回りに余裕を持たせて、首の近くを洗濯バサミでとめること。 これで首回りがダルダルになることがありません。 お試しあれ。 「バンドTなんてどこで買うの?」という声もあるかもしれませんが、以前は高円寺にあり、今は北海道に移転されたDragtrainさんで私はいつもネット通販です。 昔はバンドTといえばサイズがアメリカンLサイズしかなくて、ダボダボでかなりダサかったものですが、今はMサイズも豊富にあるので助かります。 そんな私がどうしても手に入れたいのは、L.A.Gunsの1stアルバムのやつ(2ndのは持ってるんですが……)。 あとゲロ大好きのお茶目なクロスオーバーバンド、Wehrmachtとかもほしいかな。 SODOMのロゴだけのTシャツがあれば、それも。 明日もお気に入りのバンドTの上に革ジャンを羽織って、街を闊歩するぞ! 寒いけどな!

二人

身体をもう一度鍛え直して11ヶ月になる倉野です。 筋トレ(腕立て、腹筋、懸垂)とジョギングをしています。 一転して話が変わり、私はPhilという名のアーティストに魅かれる傾向があるようです。 青春時代は、本格ミステリー・ワールドに書いたとおり、L.A.Gunsにどっぷりはまり、ヴォーカルのPhil Lewisが憧れの人でした(リズムギターのMickとベースのKellyも大好きだったけどね)。 今は元PANTERA、現DOWNのPhil Anselmoフォロワーになっています。 とにかく彼はかっこいい! 風貌、ファッション、すべてに危険なロック親父の匂いがします。 私がモヒカンにしたり、ほぼスキンのくりくり坊主にするのも彼の影響です。 最近また坊主にしたのは、モヒカンにそろそろ飽きたのと、YoutubeでPhil Anselmoのインタビューを見たら、彼が坊主にしていたから。 私は髪型といったら、モヒカンと坊主の二種しか知りません(私がまともな社会人でないのはこれでも明らかですね)。 そして最近もうひとつ注目したのが、Phil Anselmoの体型。 彼は、一旦筋肉をつけた後、それが緩んだようなガチムチな軀なんですが、それを見て、「おう、私もこうしよう!」と。 元来私は痩せ型だったんですが、年齢と共にやっぱり緩んできています。 じゃあどうせなら筋肉をつけ、それに中年らしく適度に脂肪がのったガチムチ野郎になってみようと。 こうして鍛錬を続けているわけです。 ガチガチにカットが出た筋肉質を目指しているわけではないので、飲酒やドカ食いのリスクも気にならないですしね。 これを書いている今も大胸筋に筋肉痛があるわけですが、「Phil体型に近づいてるぜ~」と思うと、ふつふつと満足感が湧いてきます。 しかし、昨年末、レイバンのサングラスを買ったんですが、スキン寸前の3ミリ坊主&バンドTシャツにレイバンのグラサンはヤバいかな、とちょっと思ったりします(バンドTネタはまた書きます)。 夜の街で職質を受けたり、からまれたりしないように気をつけよう。 よし、これから腹筋やるぜ! 目指せ、ロック親父!

尾籠

どうも、すっかりブログを放置していた倉野です。 はっきり言えば、書くことがない、飽きた、って感じだったんですが、新年になったのを契機にまた取り組んでみようかと。 まあ、読者はほとんどいないと思いますが。 昨年の個人的なニュースとして一番に上がるのは、新作が出なかった、ではなく、肛門科に初めて行った、ですね、やっぱり。 夏頃に便秘になったのをきっかけに、無理にいきんだのがいけなかったのか、人生初切れ痔になりました。 もうこれが痛い痛い。 排便時に、太腿をバシバシ叩いて気を紛らわさないと、出すものも出せない。 市販の注入軟膏を使ってみたものの、一向によくならず、一ヶ月が虚しく過ぎました。 そこで、このままでは手術になるかもしれないという懸念と、後学のために、肛門科に行ってみることにしました。 診察室に呼ばれて、おどおどしながら室内に入ると、すぐに診察台に横向きに寝るようにと穏やかに宣告する先生。 そしてタオルケットを下半身にかけられ、ジーンズを脱げ、と。 ここでもう結構屈辱なわけですが、一ヶ月の切れ痔生活にすっかりまいっていた私は、「よくなるのなら」と藁にもすがる思いで下半身裸になります。 で、「麻酔を塗りますよ」の言葉が先生からかけられるかどうかのところで、肛門にはげしい圧迫と激痛が。 麻酔を塗った人差し指(?)をいきなりぶっこまれたのです。 もう息ができないくらいの苦痛でしたね。 そして「もういいだろ」と思うくらい万遍なく肛門内に麻酔を塗られたら、次は何かの器具をぶちこまれました(後で明細を見て知ったのですが、「肛門鏡」というおぞましい名の器具でした。肛門内を見やすくするための道具らしいです)。 ここでまた悶絶です。 さっきの麻酔は何だったのかと思うくらいの痛み。 もう悶死寸前。 先生から「ゆっくり息を吐いてくださいねー」と事務的に言われるのですが、もう息も絶え絶えという感じです。 「早く終わってくれ」と、とにかく祈る数分間。 その間に、隈なく肛門内を見られてしまった私なのでした。恥辱。 幸い、切れ痔は手術するほどではなく、「強力ポステリザン」という頼もしい名前の注入軟膏を出されて終わりでした。 その軟膏を入れてたら、十日ほどで痔は治ってしまいましたが。 肛門科に行く前は、「もしや新たなる官能の世界が