小説の登場人物の名前は、割と適当につけちゃう倉野です。 それなりにこだわってつけたのは、数人。 夷戸は精神分析用語のidからつけたのは、まるわかりですね。でも下の名前はテキトー。 ホーエンハイム教授は、パラケルススの独逸語名から。 あと、羽賀美菜さんは、『墓地裏~』が吸血鬼の話だったので、『吸血鬼ドラキュラ』の登場人物、ミナ・ハーカーから。 数年間編集者さんに渡しっぱなしにしてある長篇には、悪魔的な人物が出てくるんですが、その悪魔っぽいイメージにぴたっとくる名前はないか、と思い悩んでいたところ、横浜ベイスターズの捕手に黒羽根がいるのを思い出して。 「黒い羽根……、うーん悪魔っぽい!」ということで、その人物は黒羽根さんになりました。 それ以来、小説の主人公は、ファンであるベイスターズの選手の姓名をごちゃごちゃに組み替えて使ってます。 テキトーさもここに極まれり。 今度出る短篇の主人公もその命名法です。 って、もう少しで文藝春秋さんから、雑誌発売のアナウンスがあると思うので、詳細情報はもうちょっと待ってくださいね。