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9月, 2014の投稿を表示しています

惨劇

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先週の金曜日、CS争いへ最後の戦いを続けるベイスターズを応援すべく、ハマスタへ行ってきました。 今年は球場での観戦は、4回しか行けなかった……。 勿論、ケーブルテレビでしっかり観てましたけどね。 試合前の様子。 ベイのNew Eraキャップ、タオル、今年のスターナイトのレプリカユニフォームを着込み、気合十分です! しかし、しかしですね……絶対目にしたくない惨劇が起こったのです。 薄っすら予感はあったんですが……。 そう、讀賣の胴上げを見てしまいました……。 悔しい、悔しすぎる! でも、まあ、敵チームとはいえ、胴上げを生で見るなんて、そうそうないことだと思うので、貴重な体験をしたな、と。 この悔しさを糧に、来年こそは、ハマスタでキヨシを胴上げしてほしいです! そのために私が望むのは、モーガン先生の電撃復帰。 彼はやっぱり必要ですよ。 ムードメーカーとしてもそうだし、3割近く打てますしね。 ブランコの去就(中日に復帰するのでは?)が一部で囁かれていますが、もしそうなったら、ブラゼルを是非取ってほしい。 これはまあ、私が大好きな選手だから、ってだけですがね。テヘヘ。 今年はとりあえず4位を死守して、来年は頂点に立つぞー!! 勝つぞ、横浜! 倒せ、讀賣!

影男

題名通り、乱歩の『影男』再読。 読んでみて、「あれ、これってこんな話だったっけ?」と戸惑いました。 どうやら『大暗室』と記憶が混ざっていた部分があったみたい。 物語は、影男の異名を持つ正体不明の青年が、人生の裏街道を徘徊して、金持ちのゆすりのネタを見つけたり、別天地のような謎のパノラマ園で遊んだりしているうちに、以前知恵を貸してやった殺人請負会社に狙われ……という話。 はっきり言って、筋があるようなないような、とりとめのない話ですが、いかにも乱歩といった感じで楽しめました。 戦前の通俗物に比して、文体がぐっと現代的になっています。 しかし、ある部分だけ、会話文の後に(笑い)と書いてあるんですが、乱歩どうしちゃったんでしょ? それが妙に気になりました。 乱歩的と言いましたが、サド・マゾヒズム描写から始まったり、お約束のパノラマなど、題材は乱歩的なのに、そんなにネトネトせずにアッサリ風味なのは、乱歩のお年が影響しているのでしょうか。 でも、意外におすすめです。 では、またんご。

悪夢

ギターを弾いていたら、鼻血が止まらなくなる悪夢で目が醒めました。 ギターを弾く夢を定期的に見ます。 学生時代、遊びでギターを弾いていました。ヘタクソですが。 たまり場に置いてあったフォークギターでSlayerとか弾いてました。 で、自分のギターを買ったわけです。 当時、Black Sabbathのトニー・アイオミに憧れていたので、ギブソンSGを買いたかったんですが、お金がなかったので、エピフォンで妥協して。 それが段々弾く機会が少なくなって、今の部屋に引っ越した8年前に、クローゼットの奥にギターを幽閉してしまいました。 それからです、定期的にギターを弾く夢を見るようになったのは。 今日は、大好きなL.A.Gunsの面々とセッションをしている夢でした。 これは、クローゼットの奥から、エピフォンのギターが「出してくれ~! 俺を弾いてくれ~!」と悲痛に叫んでいると解釈してよろしいでしょうか? やだなー、こわいなー。 明日、新しい弦を買ってくるかな……。 では、またんご。

豚児

前回が音楽ネタだったので、今回も。 この世で一番好きなバンドは――と問われれば、私は迷わず答えます。 Dirty Rotten Imbeciles(通称D.R.I.)と。 この方々は、80年代に大きな盛り上がりを見せた、スラッシュメタルとハードコアの垣根をぶち破る、クロスオーバーハードコアムーブメントの先鞭をつけた偉大なバンドです。 1stアルバムはとにかく青春の無軌道な暴走をそのまま音楽化したような、ショートカット・ポンコツ・ハードコアをやっておりました。 聴いていると自然と笑みが漏れてくるような、ハチャメチャな楽曲の数々。 1分足らずの曲が30曲ほど次から次へと繰り出され、「No sense」ではブラストビートまで披露しております。 とにかく速い、速すぎる! 某B!誌で確か伊藤政則氏にとんでもない点数をつけられたのも、勲章でしょう。 2ndが、一般的には最高傑作でしょうか。 個人的にも、このアルバムが一番好きですね。 ちょっぴりへヴィさを増し、ほんのりメタル化しています。 理屈抜きにかっこいい! で、3rdでその名も「Crossover」というアルバムを発表し、クロスオーバーの盟主となるのですが……うーん、この辺りから個人的には退屈になってきます。 ハードコアバンドがメタル化すると退屈になる傾向があるような。 冒頭の「The Five Year Plan」は確かに超名曲ですが……それでもなんか違う。 その後のアルバムもいいことはいいんですが、自分的にはパッとしません。 楽曲のイントロも冗長化を見せ、「昔みたいにさっさと曲に入らんかい!」と言いたくなります。 あ、「Definition」アルバムの「The Target」って曲だけはすごく好きですね。 地味な曲ですが、アルバムのフィナーレを飾るにふさわしい雰囲気があって。 しかし、しかし、これで死んでしまうD.R.I.ではありません。 1995年に「Full Speed Ahead」アルバムを発表。 「全速前進!」のアルバムタイトル通り、1曲目「Problem Addict」からカッ飛ばしてくれます。 へヴィなミッドテンポの曲もありますが、リフに工夫が凝らされているので、飽きずに聴ける。 個人的にはメタル化以降のアルバムでは、これが最高傑作だと思います。

鋼鉄

音楽は、クロスオーバーハードコア、昔のブラックメタル、スラッシュメタル、ヘアメタル、初期グラインドコアが好きな私なんですが……最近ハマってしまいました。 BABYMETALに。 きっかけは、「なんか日本のメタルアイドルユニットが、ソニスフィアに出たらしいよ」って噂を聞いて、YouTubeを見たこと。 いや、すごいのなんの。 欧州から集結した何万というメタルファンを前に、臆することなく、まだあどけないお嬢ちゃんたちがパフォーマンスしとる! 一発でノックアウトされました。 それからはYouTubeで動画を観まくってます。 特に好きなのは、「ギミチョコ」「catch me if you can」ですね。 あと、アホっぽいけど「4の歌」もいい! スラッシーな轟音リフに、キャッチーなボーカルがのる楽曲を、彼女らにはどんどん作って欲しい、ってのが願い。 ライヴ観たいなあ……できれば海外のフェスで。

蛞蝓

つんどく!vol.4、絶賛発売中です! どなたかよろしければ、Wikipediaの更新もよろしくお願いいたします。 さて、中公文庫の『潤一郎ラビリンス 犯罪小説集』を読了しました。 谷崎を読むのは、『武州公秘話』『怪奇幻想倶楽部』『分身物語』に続いて4冊目ですが、これが一番面白かった! 乱歩に激賞された『途上』よりも、個人的には『柳湯の事件』が100点満点でした。 深夜の弁護士事務所に飛び込んできた絵描きの青年。彼は同棲する愛人との関係と、奇妙な犯罪を物語るーーという話なんですが、怪奇幻想臭が充満していてたまりません。 特に、深夜の柳湯の奇怪な雰囲気と言ったら! また特筆すべきは、乱歩の盲獣の先を行く、触覚的快感を前面に打ち出していること。 ヌラヌラ、ベタベタしたものへの主人公の耽溺が、嫌悪と快さをもたらします。 怪奇幻想文学がお好きな方は是非! 『私』も、語り口の妙が探偵趣味を引き立てていて、goodです(この作品、前に何かのアンソロジーで読んだ気がするけど、思い出せない……錯覚かしらん?)。 『前科者』と『或る調書の一節』は生来性の犯罪者であるサイコパスも、実はこのような葛藤を抱いているのかもーーと思わせて、唸らせられます。 いやー、大満足の一冊でした。 次は乱歩『影男』を再読です。 では、またんご。