没書
前回書いたように、新たな短篇『双子』の執筆に注力している倉野です。 といっても、まだ原稿用紙37枚しか書いていないんですが……。 いやあ、短篇は難しいですね。 担当さんにも「倉野さんは何でいい短篇が書けないんだろうなあ。長篇型の人なのかな」と言われる始末で。 今まで没になった短篇にも歴史があります。 『蝦蟇』という怪奇短篇については、「話の肝がぼんやりしていて、何が言いたいのかわからない」と言われ、以前にブログでも執筆を告知した短篇『幻覚について』などは、「人物像が紙芝居をみているよう」と酷評され、数回の改稿後に結局没になりました。 他にも没短篇多数。 短い中に、人物を際立たせ、そしてピリッとしたオチをつける――いやはや難しい。 まあ私の実力不足といったらそれまでなんですが、今回は以前の反省を踏まえて、なんとかアクセプトされるよう苦心しています。 没を重ねた分、学習能力は上がっている、と思うので(上がってなきゃ困る!)、今度こそはいい作品が書けて、採用されますように。 お盆休み前までに書けたら、と思っているんですが、どうなりますかねえ。