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怪獣

ゴジラの原作者として有名な香山滋の『海鰻荘奇談』(河出文庫)を読み終わりました。 すべての作品に、怪奇・幻想・空想科学・官能が詰まった短篇集です。 第一回探偵作家クラブ賞短篇賞を受賞した表題作よりも、『蠟燭売り』がよかった! こういう、「果たしてこれは夢なのか現なのか??」という幻想的な話が好きなんですよ。 その他の作品もなかなか面白かったですが、個人的な好き嫌いでいくと……珍しくあまり好きじゃない作風かなあ(笑) どうしてグッとこないかを言語化はまだできませんが……。 その点を掘り下げるために、続巻が刊行されたらまた読んでみたいと思います(笑)