投稿

10月, 2015の投稿を表示しています

喝采

「♪いつものように、幕が開き~」ではなく、ダリオ・アルジェントの『オペラ座 血の喝采』を観たのである。 瞼を閉じると針が刺さる、瞬き針責めのシーンを映画ファンなら一度は見たことがあるかもしれない、ないかもしれないそこそこ有名な作品です。 で、中身ですが、アルジェントの作品にしては割りとかっちりした作りになっています。 (彼はたがが緩んだような結構の作品をよく作っていたので……)。 ひょんなことでマクベス夫人の役を射止めた歌手が、変態殺人鬼に狙われる、といった物語。 中でも、自分の部屋にいる刑事が偽者なのか、あるいは外にいるのが偽者なのか、と混乱する場面はさすがのサスペンス。 しかしですね、どんでん返しのネタは、そりゃあちょっと無理じゃござんせんか、と言いたくなります。 屍体と××を間違えるなんて、あり得ないでしょ。 あと、オペラの世界の話なのに、要所要所でメタリックな歌がかかるのは、アルジェントの趣味ですよね(演奏してるバンドは、エンドクレジットを見てもよくわからなかったけど)。 で、そんなこんなで結構楽しめちゃいました。 ホラー好きには間違いなくオススメです。

調査

数年前に文藝春秋から本を出したことがある関係上、この季節になると送られてくるものがある。 それは、週刊文春の今年のミステリーベストテンのアンケート。 しかし、これ、今まで回答したことがないのである。 なんと不遜な! 理由は、そもそも存命作家の小説を読まにゃい。 そして、そもそもプライベートでほとんど探偵小説を読まにゃい。 最初の理由は、昔の古びた小説に憧れているから。 後の理由は、被暗示性が強いので、すぐに影響を受けそうだから。 ということで、書くことがなくて、いつも放ってしまうのである。文藝春秋さん、スンマセン。 何年か前の「東西ミステリーベストテン」(?)という古今東西の探偵小説のベストを決めようという企画のアンケートは、出そうかなと思ったことがありますが。 しかし、日本は戦前に偏っているにしても何とかなるが、欧米のはホームズとブラウン神父くらいしか読んだことがないので、断念した次第。 「もう送らなくていいですよ」と言いたいけれど、せっかく送ってくれるのにそれも失礼かなと思い、今年もまた放ってしまうのである。 ウララ~(ロボコン風)

消耗

私が文壇の片隅からひっそりと消えたのも、どうやら妖怪のせいなのであるが、それはともかくとして、『エクスペンダブルズ3』をDVDで今更観たのである! うん、シリーズ一の面白さでしたよ。 キャストの中でも、オイシイ役柄だったのが、新加入のアントニオ・バンデラス。 『デスペラード』なんかを知っている世代としては、「え、バンデラスってこんなに剽軽者なの?」 って感じの躁病的役柄でしゃべるしゃべる。 しかも、彼って結構身体が小さいんですね。 イメージをすっかり裏切られましたわ。 それに、近年は騒動ばかりのメル・ギブソンも悪役にぴったりハマっております。 性格の悪さは素ですね、って感じの演技ぶりです。 ブルース・ウィリス降板で後釜のCIAエージェントを演じたハリソン・フォードも、おじいちゃんながら頑張っているし、「今回はジェット・リーの出番はナシか」と寂しく思っていたら、まさかの登場もあるし、大満足だす。 次はスタローンとシュワちゃんの『大脱出』を借りようと思ったんですが、行きつけの GEOにアルジェントの『オペラ座 血の喝采』が入荷されてたんで、迷わずそっちを借りちゃいました。 観るのが楽しみ~。

妖怪

今更感が漂いまくるが……妖怪ウォッチにハマってしまったのである。 きっかけは、夏休みにたまたまテレビをつけていたら、流れていたので見たところ……面白いじゃん! それから本放送を欠かさず観るようになり。 過去放送はYoutubeで観ていたけど、観られない回とかあったので、業を煮やし、DVDを借りてきて観ています。 狛犬の妖怪・コマさんがとにかくもんげーかわいいんズラよ。 ジバニャンよりもかわいい。 この前、東京駅に行く用事があったので、東京駅一番街のオフィシャルショップを訪れ、コマさんのストラップとぬいぐるみを買ってきちゃった♪ 今まではアニメとかまったく興味がなかったのに、知り合いには「のめり込み方が異常」とまで言われる始末です。 週末の楽しみができて、生活にハリができましたな。 それじゃ、バイズラ!