投稿

4月, 2016の投稿を表示しています

淡々

衝動的にTwitterを始めたんズラ。 な、何を今更って感じですが。 それはともかく、鈴木三重吉の中篇『桑の実』を読み終わりました。 すごい、三重吉すごい! ある離婚した絵描きのところへ、住み込みで女中に入った「おくみ」という女性の話なんですが、とにかく淡々と平淡に日常が綴られていく中、ほんのりと情感が迫ってくる。 初期短篇集『千鳥』とは違い、幻想味を排した上で、平淡な話を見事に成立させているのだから、三重吉の力量のほどが知られます。 後に誰でもが知っている童話作家へと三重吉は転身するわけですが、こういう小説を書き続けてほしかったなあ。 昔、新潮文庫から出た『赤い鳥傑作集』を持ってて、あの雑誌の充実ぶりはよく承知していますが、それにしてもちょっと惜しいな、と思ってしまいました。 『桑の実』、お薦めです。 次は光文社文庫から出た岡本綺堂の『女魔術師』を読みます。 ところで、中公文庫から出ていた岡本綺堂読物集の第六巻『異妖新篇』はもう出ないんですかねえ。 刊行間近のアナウンスがされてから、一年半は経っていると思いますが……。

希望

さあ、オール読物新人賞の原稿はできたから、次は11月の日本ホラー小説大賞に取りかからねば。 って、せっかく一応物書きとしてデビューしたのに、またイチからやり直しとは心が折れそうになりますね。 ほんとは、どっかの出版社さんが「ちょっとウチから『弔い月~』を出してやるか! ヒマだからな!」とばかりに、救いの手を差し伸べてくれないだろうか、と儚い希望を持っているんですが……。 やっぱ、賞を獲っていない&売れていない物書きには、そんなうまい話はないんですかね。 このブログには私のメアドを掲げてあるんで、「倉野に仕事させたい!」という奇特な出版社さんがあれば、どうぞメッセージちょうだい! では。

過眠

最近滅茶苦茶眠い私。 休日なんて、ほんの数時間しか起きてませんわ。 前から過眠傾向にはあったけど、ここ最近加速がついている。 とにかく仕事にも支障を来し始めているので、なんとかせねば。 お肉をしゃぶしゃぶするような薬剤を使うとお手手が後ろに回るので、バタフライナイフを腿にぶっ刺す(©ゴリパラ見聞録)とかの合法的な手段で。 ところで、前項で言及した、オール読物新人賞に出す原稿を書き終えました。 ちょっと短過ぎるかな、とも思うのですが、これで行こうと思います。 小手調べ的に。 あとは応募券のために、雑誌を買わねばね!