麻薬

映画『シド・アンド・ナンシー』を観ました。
公開当時、今は亡き『POP GEAR』誌のコラムで酷評されていた記憶があるんですが、観てみると意外に面白かった。

シド・ヴィシャスをゲイリー・オールドマンが務めていて、最初は「似てねー、もっと目元が涼し気な役者はおらんかったんかい!」 などと思いつつも、映画というのは不思議なもので、観ていくうちにシドにしか見えなくなった笑

似てる似てないで言うと、ポールとスティーブはそっくりかもしれない。ジョニー・ロットンは似てない。
で、ナンシー・スパンゲンは……昔『D.O.A.』というパンクのドキュメンタリーでそのお姿を拝見しただけですが、この映画のナンシーはただのババアにしか見えません(失礼)。
本人はもうちょい見栄えが良かったような。

でもでも、ナンシー役のクロエ・ウェブは熱演してますよ!
「もうこのクサレ売女のせいでシドは死んだんじゃい!」と恨み言のひとつも画面に向かって言いたくなるほどのド腐れぶりを発揮しております。

まあナンシーのせいで破滅しなかったら、シドは永遠のアンチ・ヒーローにはなれなかったわけで、そこはお互い持ちつ持たれつというわけです。

日本版DVDのクレジットには、「音楽:ジョー・ストラマー」と書いてあったんで、「おっ!」と期待してみたんですが、拍子抜け……と書こうとして、IMDBを見たら、ジョーのジョの字も書いてないですね。あれ?
てか、GNRのスラッシュがパンクス役で出てたんや。気づかなった。


意外な掘り出し物映画でした!

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