開店

志賀直哉の小説を今日読んでいたら、「小間物屋を開く」という表現が出ていました。
文脈で大体意味はわかったものの、やっぱり「はて?」と思い、辞書を引いてみたら――「へどを吐く」の俗語でした。
小間物屋が店先にいろんな細々した商品を並べて出すところから、飲んだり食ったりした物をいろいろ吐くことの比喩だそうな。
随分と洒落た表現ですね。面白い。

これから忘・新年会の季節、街のあちこちで小間物商人が店を開くことになるので、気をつけなきゃいけません。
私も開店しないようにします。

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